Modern Device Gutter

わたしは北海道に住むmizoreと申します。機械と機械と機械が好きです。

今日バターコーヒーたるものを飲んでみました。

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バターコーヒー。出遅れているのかもしれませんが、自分的に初めて聞いた謎の飲み物。ファミリーマートで見かけたんです。昼食のおともに何を飲もうかと思案していたところ発見してしまいました。「ドトールが作ったやつだから美味しくないよ。」という根拠の無い妻の発言を尻目に買ってみました。

飲んだ感想。薄くてインパクトの無い味です。もっとどっしり重い感じを想像してましたが、コーヒーゼリーを液体にしたような味がしました。個人的にはもう買わないかもしれません笑。200円近くしたのに残念と思いつつ、今日のブログのネタにしてみようと思いました。

バターとコーヒーというのは一見不可解な組み合わせですが、じつはバイオハッカーといわれる栄養関係のギークたちにいわせれば、「脂肪とカフェイン」ほど健康に痩せる組み合わせとしてベストマッチなものはないと言います。

それもただの脂肪ではなく、バターの中でも牧草飼育で育った牛のバターである「グラスフェッドバター」と、中鎖脂肪酸のオイルである「MCTオイル」から摂取できる良質の脂肪であることが重要なんだそうです。

そもそもバターコーヒーとは、シリコンバレーの起業家であるデイヴ・アスプリー氏が考案し、著書『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』で紹介したものがアメリカでセレブやアスリートの間でブームとなり、それが飛び火するかたちで日本でも大きな話題となった代物です。しかし、実践するとき、肝心なグラスフェッドバターが入手しづらいということがありました。それでもじわじわとファンを増やし人気になってきているようです。

このコーヒーの1つ目の有益な成分は、カフェインです。カフェインはどんな供給源から摂っても、エネルギーを高めるだけにとどまりません。脳内の炎症を防ぐことで、認知機能の衰えを軽減し、アルツハイマー病の発症リスクを低下させます。

イリノイ大学のグレゴリー・フロインド医学博士によると、「神経変性疾患に伴う脳の炎症を活性化する新しいシグナルを発見したが、カフェインがその活性化を阻害するようだ」。また、健康な人のインスリン感受性をカフェインは高めます。これは持続的な減量にとって非常に重要なことです。

どんなコーヒーを飲んでも、短期的にも長期的にも脳に影響が及びます。コーヒーが気分に与える短期的な効果は、セロトニンとドーパミン活性の変化によるものでしょう。これに対し、気分に長期的に影響すると思われるメカニズムは、抗酸化性および抗炎症性に関連しているようです。

コーヒーは作り方もあなたの健康とパフォーマンスに影響を及ぼします。コーヒーに含有される油脂(カーウェオールとカフェストール)は独特の強力な抗炎症性物質であり、酸化ストレスとDNAのダメージを防ぎます。フレンチプレスや金製フィルター、エスプレッソマシンなど、金属のフィルターで淹れると、これら貴重なコーヒーオイルが守られ、体内で働いてくれます。

また、コーヒーに加えるバターやオイルを、ただ混ぜるだけでなく、溶かし合わせることも大切です。というのも、バターやオイルを溶かすとミセルという状態に分解され、脂肪をエネルギーに変換するようになるからです。胆汁からも生成されるミセルだが、多ければ多いほど脂肪が使われやすくなります。つまり、バターをコーヒーにブレンドすることが、脂肪をエネルギー源とする体の働きを助けるのです。

バターの包み紙をはぎ、スニッカーズみたいにかじりつつコーヒーを飲んでも、結果は同じになりません。

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「腸内細菌」を飢えさせると、脂肪が燃える

あなたがハッカーだとしましょう。新しいコンピュータに侵入したはいいですが、同業者に先を越され、そこはすでに支配されていました。あなたは自分のコントロールシステムを設置し、相手ハッカーがシステムを荒らすのを防ぐ措置をとりたいと考えます。じつは、この相手ハッカーというのが腸内細菌です。腸内細菌はシステムを乗っ取って、食物への渇望を起こさせ、不自然なほど多くの余分な脂肪を体に蓄えさせるのです。

ヒトの体は、脂肪の燃焼と貯蔵をコントロールするよう精緻に調整されたシステムです。肝臓が、絶食誘導脂肪因子(FIAF)というタンパク質を生成します。FIAFの役割は、体に脂肪を貯蔵させるリポ蛋白リパーゼという酵素を阻害することです。肝臓は必要に応じて適量のFIAFを生成し、FIAF濃度が高いときに余分な体脂肪が燃やされるのです。

問題は、腸内細菌もFIAFを作っていて、自らの目的のために操ることです。腸内細菌はあいにく高脂肪・高糖質食を摂っているときにFIAFを抑制し、脂肪を燃やすよりむしろ蓄えるように働くと考えられています。もっとも、腸内細菌はどれも悪玉というわけじゃない──正しい種類が正しく働くかぎり、体に良いものです。ただし、大量すぎたり悪い種類がいると、肥満につながりかねません。

幸いにも、この相手ハッカーを出し抜く方法はあります。腸内細菌はでんぷんや糖質に「飢えた」とき、空腹になります。空腹になった細菌はFIAFを生成し、体脂肪を燃やしてくれるのです。しかし糖質やでんぷんが供給されるとFIAFの生成がストップし、脂肪が蓄えられていきます。

体内の「瘦せ型」細菌にえさをやる

MCTオイル、なかでも炭素数が最小のカプリル酸(C8)は腸内細菌叢にプレッシャーをかけるので、特にファスティング(断食)中にこれを摂取すれば、脂肪を貯蔵しようとする腸内細菌を妨げることができます。コーヒーに含まれるポリフェノールもまた、瘦せている人に多く見られるバクテロイデス門の細菌のプレバイオティクスとして働きます。この細菌はサプリでは増やせないから、えさを与えなければなりません。

コーヒーと脂肪を摂ることで、すべての腸内細菌をいったん抑制したあとで「瘦せ型」細菌にえさを与えて増殖させることができます。これが実際、完全無欠ダイエット実践者から報告されたユーバイオーム社の検便結果に見られたことです。

彼らの体内では、瘦せることに伴うバクテロイデス門の細菌は平均よりも多く、太ることに関連するファーミキューテス門の細菌は少なくなっていました。最適な健康状態のためには両方なければならないが、これらの割合の変化が、エネルギーレベルと体重を管理する能力とに大きな影響をもたらします。

ラット実験で、コーヒーと高脂肪食(体に良くない脂質も含めて)を組み合わせたところ、体重、体脂肪、肝臓中性脂肪、エネルギー補給が減ったという研究があります。さらに、コーヒーは、望ましい身体組成を促し、ファーミキューテス門とバクテロイデス門の割合を最適化するのにも役立ちました。

短鎖脂肪酸の供給を改善もしましたが、これも腸に良いことです。この研究では、ラットにインスリン抵抗性ができたが、これは長期間にわたって超低炭水化物ダイエットをしている人に見られる現象でもあります(完全無欠ダイエットでは、少なくとも1週間に1度は適量の炭水化物を摂ることで、この問題に対処しています)。

コーヒーに加えるミルクをバターに置き換えると、体に良いことがいくつかあります。コーヒーに含まれ、パフォーマンスを手助けする抗酸化物質ポリフェノールの一つが、クロロゲン酸と呼ばれるものです。ミルク、ハーフ&ハーフ(牛乳とクリーム半々)、クリームなどを入れると、乳タンパク質のカゼインをコーヒーに加えることになり、クロロゲン酸は3.4倍も生物学的利用能(バイオアベイラビリティ)が低下してしまいます。

カゼインは発酵バターにはほとんど、ギーにはまったく含まれません。加えるものをミルクやクリームからバターに切り替えれば、あなたのコーヒーの抗酸化物質は3.4倍に増えるのです。また、すでにご承知のとおりバターには酪酸塩も含まれているから腸が清められ、脳の炎症がただちに低減されます。

完全無欠コーヒーにさらにココナッツのエキスやMCTオイルを加えれば、独自のメリットが生まれます。ただしMCTオイルは、様子を見ながら、ゆっくり加えていくようにしましょう。急に大量に加えすぎると腹がゆるんで、ダイエット実践者が「悲惨なパンツ」と俗にいう事態に陥りかねないからです。